庭とエスキース電子ブックのダウンロード
庭とエスキース
奥山 淳志 / 本
庭とエスキース電子ブックのダウンロード - 奥山 淳志による庭とエスキースはみすず書房 (2019/4/17)によって公開されました。 これには288ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、9人の読者から3.8の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
庭とエスキース の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、庭とエスキースの詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : 庭とエスキース
作者 : 奥山 淳志
ISBN-104622087952
発売日2019/4/17
カテゴリー本
ファイル名 : 庭とエスキース.pdf
ファイルサイズ20.75 (現在のサーバー速度は18.79 Mbpsです
庭とエスキース電子ブックのダウンロード - 内容紹介 〈他者を知りたい、そう思わずして写真は撮れない。 でもだからと言って言葉が、写真と同じ眼差しを持つとは限らない。 奥山さんは水底で自身を問うように、一なるものをモノローグして、確かめる。 驚くばかりの誠実な持続である。〉――小栗康平(映画監督) 北海道の新十津川町にある丸太小屋に暮らし、糧を生み出す豊かな庭をつくり育てる「弁造さん」。 ある夢を抱え生きる姿を14年にわたり見つめつづけた写真家による、心揺さぶる写文集。 写真40点収録。 「弁造さんの部屋に入ると空箱とか紙切れとか床の上を占めているよくわからないもの を脇によけて、僕はいつもの場所に腰を下ろした。それは部屋にひとつだけある窓の前、 部屋の中央にどんと居座っているイーゼルの脇のわずかな隙間といってよい場所だった。 たった一部屋しかない丸太小屋は全体でわずか十畳ほどだろうか。 その空間のなかに食事を作るための流しと食事スペース、冷蔵庫、トイレとお風呂、 クローゼット、ベッド、薪ストーブと暮らしていくうえで必要なすべてが揃っていた。 生きていくうえで必要のないものを挙げるとしたら、それはイーゼルをはじめとする 絵を描く道具だろうか。でも、これは弁造さんにとっては、冷蔵庫や風呂などとは 比べようもないほど大切なものだった。 イーゼルは、窓からの光を一番受けやすい場所に立っていて、ベッドからもよく見えた。 弁造さんは、ベッドに腰掛けながら、あるいは横になりながら、室内でいる時間のほとんどを このイーゼルを眺めながら過ごしているようだった。そして、イーゼルにはいつだって絵が 掛けられていた。鉛筆でざらざらと描かれているスケッチブックが造作無く置かれているときもあったし、 色が塗られたベニヤ板やキャンバスが重ねて置かれていることもあった。 共通しているのは、それがいつも完成していないことだった。でも、だからなのだろうか。 絵は逆に生々しく弁造さんの今という時間を伝えているような気もした。 丸太小屋に弁造さんを訪ねた僕は無意識のうちに、イーゼルに置かれている絵が 何であるのかを最初に確認するようになった」(本文より) 出版社からのコメント 内容(「BOOK」データベースより) 写真家である著者は、北海道の丸太小屋で自給自足の生活を営み、糧を生みだす庭とともに暮らす「弁造さん」の姿を14年にわたり撮影しつづけた。弁造さんの“生きること”を思い紡がれた24篇の記憶の物語と40点の写真。人が人と出会ったことの豊かさを伝える、心揺さぶる写文集。 著者について 奥山 淳志 (おくやま・あつし) 写真家。1972年大阪生まれ、奈良育ち。京都外国語大学卒業後、東京の出版社に勤務。1998年岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始。以後、東北の風土や文化を撮影し、書籍や雑誌等で発表するほか、 人間の生きることをテーマにした作品制作をおこなう。 2006年「Country Songs ここで生きている」でフォトドキュメンタリー「NIPPON」2006選出、2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞、2018年写真集『弁造 Benzo』で日本写真協会賞 新人賞を受賞。主な著書に『手のひらの仕事』(岩手日報社、2004)、『とうほく旅街道』(河北新報出版センター、2012)などがある。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 奥山/淳志 写真家。1972年大阪生まれ、奈良育ち。京都外国語大学卒業後、東京の出版社に勤務。1998年岩手県雫石町に移住し、写真家として活動を開始。以後、東北の風土や文化を撮影し、書籍や雑誌等で発表するほか、人間の生きることをテーマにした作品制作を行う。2006年「Country Songsここで生きている」でフォトドキュメンタリー「NIPPON」2006選出、2015年「あたらしい糸に」で第40回伊奈信男賞、2018年写真集『弁造Benzo』で写真家協会新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
以下は、庭とエスキースに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
自給自足の生活を大切にしながら、夢の実現に向けて最後の最後まで、絵を描き続ける熱き思いと努力を惜しまない力強さ。
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