消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)無料ダウンロードkindle

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)

豊田 正義 / 本

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)無料ダウンロードkindle - 豊田 正義による消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)は新潮社 (2009/1/28)によって公開されました。 これには339ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、271人の読者から3.7の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫) の詳細

この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル : 消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)
作者 : 豊田 正義
ISBN-104101368511
発売日2009/1/28
カテゴリー本
ファイルサイズ19.54 (現在のサーバー速度は20.02 Mbpsです
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)無料ダウンロードkindle - 内容紹介 まさに鬼畜の所業! 監禁虐待による恐怖支配で、家族同士に殺し合いをさせた殺人鬼。 七人もの人間が次々に殺されながら、 一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた──。 明るい人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、 さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。 人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。 渾身の犯罪ノンフィクション。 本文より その男は「天才殺人鬼」であった。 マンションの一室に男性とその娘を監禁し、多額の金を巻き上げると同時に、 通電や食事・睡眠・排泄制限などの虐待を加えた。やがて家畜のごとく、男性を衰弱死させた。その後、今度は七人家族を同じ部屋に監禁し、やはり通電やさまざまな制限を加え、 奴隷のごとく扱った。 七人家族とは、その男の内縁の妻、妻の父親、母親、妹夫婦、甥、姪だった。 そして──。 男は、家族同士の殺し合いを命じた。(「まえがき」) 目次 まえがき 第一章 十七歳の少女 第二章 松永太と緒方純子 第三章 一人目 第四章 緒方一家 第五章 二人、三人、四人目 第六章 五人、六人、七人目 第七章 松永太の話 第八章 消される二人 あとがき 控訴審判決と緒方純子からの手紙 解説 岩波明 豊田正義 1966(昭和41)年、東京生れ。早稲田大学第一文学部卒。ニューヨークの日系誌記者を経て、フリーのノンフィクションライターとなる。犯罪事件から家族の問題まで取材対象は幅広く、人物評伝も手がけている。著書に『オーラの素顔 美輪明宏のいきかた』『DV―殴らずにはいられない男たち』『家庭という病巣』『壊れかけていた私から壊れそうなあなたへ』などがある。 内容(「BOOK」データベースより) 七人もの人間が次々に殺されながら、一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた―。明るい人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。渾身の犯罪ノンフィクション。 商品の説明をすべて表示する
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消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
平成14年、北九州で連続監禁殺人事件があった。犯人は松永太という男。あまり知られていない気がするが、日本犯罪史に残る残虐な人間だ。本書は、松永と被害者たちとの状況を真に迫って描いたルポタージュ。松永太への怒りよりもまず、その虐待方法や淡々とした死体処理の仕方に恐怖を感じる。被害者への凄まじい虐待の一部を紹介。最終的には衰弱死した被害者がまだ生きていたころのエピソードで、それを見ていた娘が裁判で供述している。“トイレに行けないので漏らしてしまった下痢便を食べるように命じられ、汚れたパンツごと口に詰めてチュウチュウと吸い、尻の便を拭き取ったトイレットペーパーも水といっしょに飲み込み、オエオエと涙を流している父親の姿……。”結局、この男性は亡くなるのだが、その死体処理を男性の実の娘にやらせている。この松永というやつは、自分の手は汚さずに他人に責任を取らせるという卑劣な男なのだ。“「まず血抜きをしよう」首と手首の血管を切り裂き、血液が流れる方向にシャワーを勢い良く流しつづけるという血抜きの方法を教えると、松永は「あんたたちが切り込みを入れろ」と命じた。(中略)まず、切断部分を少しずつ家庭用鍋に入れて煮込むよう指示した。さらに長時間煮込んで柔らかくなった肉片や内臓をミキサーにかけて液状化し、幾つものペットボトルに詰め、それらを公園の公衆便所に流させた。粉々にした骨や歯は、味噌と一緒に団子状に固め、クッキー缶十数缶に分けて詰め込んだ。そして、夜更けにフェリー船上から味噌団子を散布した。(中略)死体の解体と遺棄については、時効が成立しているからだろうか、自らの関与を堂々と認めた。「私は解体の企画・構成に携わり、プロデュースしました。設計士がビルを建てるのと同じです」「私の解体方法はオリジナルです。魚料理の本を読んで応用し、つくだ煮を作る要領でやりました」などと言いたい放題で笑いを誘った。”主也さん(かずや・38歳)と、その娘である彩ちゃん(あや・10歳)とで、理恵子さん(33歳)を殺害する場面。理恵子さんは、主也さんの妻であり、彩ちゃんの母である。“うつむいて黙り込んでいる彩に向かって主也は、毅然とした口調で、「お父さんがお母さんの首を絞めるから、お前は足を押さえて、最後のお別れをしなさい」と語りかけた。彩は顔をあげて父親を見つめ、小さく「うん」と頷いた。(中略)主也が首にコードをかけようとした瞬間、理恵子の目がぱっと開き、夫を凝視した。「かずちゃん、私、死ぬと?」そう呟く妻に、「理恵子、すまんな」と主也は答え、コードを首にかけて交差させ、力を込めて引っ張った。彩は膝に手を乗せて体重をかけるように足を押さえ込んだ。(中略)主也は洗面所に立ち尽くしてすすり泣き、「とうとう自分の嫁さんまで殺してしまった」と呟いた。父親の背後に付いて出てきた彩は、対照的に涙を流さず、まるで感情を失ったかのように無表情だった。”まだ10歳の彩ちゃんは、その前に祖父である譽(たかしげ)さん、それから祖母の静美さんの遺体解体もやらされている。さらに、上記引用のように母の理恵子さん殺害・遺体解体もさせられた後、今度はその後に死亡した父の主也さんの遺体解体をさせられ、ついには自分の弟である優貴(5歳)を殺して解体することもやらされて、最後は自らも殺されてしまう。最終的に、松永太によって殺された人たちは5歳から61歳までの7人。この男の行為は、残虐や卑劣の一言では言い表せない。自らは、一切、殺害に直接的な関与をしていないのだ。殺害の指示さえしていない。徹底的な拷問で一家を痛めつけ、衰弱したものの処理を彼らに迫る。「殺す」という以外の答えを出そうものなら、また徹底的な拷問。一家の口から「殺します」と言わせておいて、「あなたたちがそう決めたのなら」と無関係を装う。たった一人でここまでのマインドコントロールを成し遂げた人物は、全世界の歴史的にみて、ほかにいないのではないだろうか。家族を殺し、家族に殺された人たちの、苦しみ、怒りと恐怖、悔しさや悲しさ。筆舌に尽くしがたい状況を、丁寧に描き上げた筆者に敬服。そして、松永太のような人間のためには、死刑を存続しておくべきだと強く思った。

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